NISAとは資産運用を後押しするために創設された税制優遇制度です。
現在NISAには一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類があり、それぞれ毎年決まった金額の非課税枠が設けられ、その範囲内で買い付けをした上場株式や投資信託等の譲渡益と分配金(配当金)に対しての税金が非課税になる制度です。年齢や投資方針によって選ぶNISAが変わってきますので、自分に合ったNISAを選択してください。
一般NISA
一般NISAは毎年120万円まで投資をすることが可能で、非課税期間は最長5年間となります。上場株式や投資信託等、様々な投資先に投資をすることができ、一括投資と積立投資のどちらでも投資をすることが可能です。
一般NISAはこんな方にお勧め!
つみたてNISA
つみたてNISAは年間40万円と一般NISAに比べると少なくなりますが、非課税期間が20年間と長期になります。
投資先は一部の投資信託のみとなり、毎月・毎日等積立投資での買付しかできません。
買付できる投資信託はノーロードのみ(購入手数料が無料)で信託報酬に制限がある等、投資におけるコスト負担が少ないことから、中長期での投資に向いていると考えられます。
つみたてNISAはこんな方にお勧め!
ジュニアNISA
ジュニアNISAは20歳未満の方が対象となり、一般NISAと同様非課税期間が5年間あります。
しかし年間の非課税枠は80万円と一般NISAよりも少なくなる上に、年齢が18歳になるまで払出しに制限があります。
※口座開設者が3月31日時点で18歳である年の1月1日以降に払出し可能となります。
また、もしも払出し可能日以前に払出しを行った場合は、災害等やむを得ない事由を除き当該口座において過去に生じた譲渡益や配当金、分配金等に対して課税されます。
ジュニアNISAはこんな方にお勧め!
よくあるNISAの相談
- NISAで買い付けた株式が下落してしまった。売却して特定口座で買い付けた株式の利益と損益通算しようと思うけどできますか?
- NISAで買い付けた株式や投資信託等は損益通算をすることができません。
- NISA口座を開設したが別の証券会社に移したいのですが可能ですか?
- 金融機関の変更は可能です。ただし、NISA口座を移そうとする年に1円でもNISA枠を使用してしまうと翌年まで移すことが出来ません。
- 今年のNISA枠を使いきれなかったので来年に持ち越したいのですが可能ですか?
- NISA枠の「未使用分」の翌年への繰越はできません。
- 1月に一般NISAで株式を買い付け、上昇したので同年の3月に売却しました。現在別の株式を購入予定ですが、売却したことでNISA枠を再度使用することはできますか?
- 一度使用したNISA枠は売却したとしても再利用できません。
- 2015年に一般NISAで買い付けた株式が2019年に期限を迎えます。どのようにすれば良いですか?
- NISAが期限を迎え、その後も継続保有をする場合2つの方法から選ぶ必要があります。
1つ目はNISA口座から課税口座に移す方法です。この場合の取得価格は移した時の値段になります。
2つ目はロールオーバーという方法で、翌年の非課税投資枠を利用してNISAを継続する方法です。この場合ロールオーバーした分だけ翌年の非課税投資枠で使用できる金額が少なくなります。またロールオーバーした金額が120万円以上の場合は翌年の非課税投資枠はなくなります。
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